【7月17日マーケット】日経平均、16日は1915円安で3日ぶり大幅反落|半導体・値がさ株が主導
日経平均は7月16日、前日比1,915円97銭安の6万6835円54銭と3日ぶりに大幅反落しました。前日の1,008円高の反動に加え、アドバンテストや東京エレクトロンなど値がさの半導体関連株が下げを主導。TOPIXの下落率との差から見える「今回の下げの正体」を初心者向けにやさしく整理します。
【7月17日マーケット】日経平均、16日は1915円安で3日ぶり大幅反落
こんにちは。前日の相場が大きく動きましたので、落ち着いて中身をおさらいしておきましょう。値動きが荒いときほど、一日の数字そのものより「何が動かしたのか」を見ておくことが大切です。
前営業日(7月16日・木)の振り返り
日経平均株価は 6万6835円54銭と、前日比 1,915円97銭安(-2.79%)で3日ぶりに大幅反落しました。
その日の値動きは次のとおりです。
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 始値 | 67,900.43円 |
| 高値 | 68,069.82円 |
| 安値 | 66,499.49円 |
| 終値 | 66,835.54円 |
| 前日比 | -1,915.97円(-2.79%) |
ポイントは、この下げが「相場が突然崩れた」というより、前日までの上昇の反動という側面が大きいことです。前日15日の日経平均は1,008円高と急伸しており、16日の下げはその上昇分をほぼ帳消しにする格好となりました。短期的に買われすぎた状態から、利益確定の売りが出やすい地合いだったと伝えられています。
下げをけん引したのは 値がさの半導体関連株です。半導体検査装置のアドバンテストと半導体製造装置の東京エレクトロンの2銘柄だけで、日経平均を約788円分押し下げたと報じられています。台湾TSMCの決算発表も、相場を押し上げる材料にはなりませんでした。東証プライムでは値下がり銘柄が1,070銘柄にのぼり、下げが広い範囲に及んだことがうかがえます。
「日経平均だけが大きく下げた」のはなぜ?
ここは初心者の方にぜひ知っておいてほしいポイントです。同じ日の TOPIX(東証株価指数) は 4,028.79ポイント、前日比59.33ポイント安(-1.45%)でした。
| 指数 | 終値 | 前日比 |
|---|---|---|
| 日経平均 | 66,835.54円 | -2.79% |
| TOPIX | 4,028.79pt | -1.45% |
日経平均の下落率が、TOPIXのおよそ2倍になっています。これは偶然ではありません。
- 日経平均は225銘柄の「株価」を平均する仕組みのため、1株あたりの株価が高い銘柄(値がさ株)の影響を強く受けます。
- TOPIXは会社の規模(時価総額)に応じて計算されるため、値がさ株1社の値動きに振り回されにくい指数です。
つまり16日の下げは、市場全体が一様に売られたというより、株価の高い半導体関連株が集中的に売られた結果、日経平均のほうが大きく削られた——という構図です。ニュースの見出しの数字だけを見ると「大暴落」に感じられますが、2つの指数を並べると受け止め方が少し変わってきますね。
本日(7月17日・金)午前の状況
本稿は17日のお昼にお届けしています。この日の午前の取引はすでに終わっており、前引け(午前の取引終了)時点で日経平均は6万3896円48銭、前日比2,939円06銭安(-4.40%)と、下げ幅をさらに広げています。
前日に続いての下落となっており、値がさ株を中心とした売りが続いている状況です。※これは17日11時30分時点の事実の記録であり、この後の値動きや今後の株価を予想・保証するものではありません。午後の取引で数字は変わります。
為替は1ドル=162円台で推移しており、前日からの大きな変動は見られていません。
来週以降に向けて
例年、7月下旬から8月上旬にかけては、国内企業の 4〜6月期(第1四半期)決算 の発表が本格化する時期にあたります。相場全体の値動きが荒いときほど、個々の会社が実際にどれだけ稼いだのかという「中身」が確認できる決算は、落ち着いて情報を整理する手がかりになります。
このところの相場は、AI・半導体関連という同じ顔ぶれが「上がるときも下がるときも主役」になっています。指数の振れ幅が大きいのは、こうした値がさのハイテク株の動きが日経平均に強く効いているためです。指数の1日の上下だけで一喜一憂しすぎないことが大切です。
IRDBで「中身」を見てみる
指数の上下に振り回されそうなときこそ、個別企業の財務の「中身」を知っておくと、ニュースの受け止め方が落ち着きます。財務指標の読み方から始めてみるのがおすすめです。
- EPSとは? — 1株あたりでどれだけ稼いだかを見る目安
- PERとは? — 利益に対して株価が割安か割高かを見る目安
- PBRとは? — 会社の純資産に対して株価が割安か割高かを見る目安
- ROEとは? — 会社がどれだけ効率よく利益を稼いでいるかの目安
※いずれも投資判断のための推奨ではなく、財務データの読み方を学ぶための題材です。
ワテのひと言(番頭より)
ほな番頭からひとこと。きのうの相場は、まあ派手にひっくり返りましたなあ。前の日に1,008円ドーンと上がったかと思たら、16日にはストーンと1,915円安。「ジェットコースターもええ加減にせえ」と言いたなる人もおりまっしゃろ。
せやけど、よう中身を見てみなはれ。日経平均は2.79%安でっけど、TOPIXは1.45%安。同じ日の相場で、下げ幅がこれだけちゃう。つまり全部の会社が等しゅう売られたわけやのうて、株価の高い半導体のお歴々が集中的に売られたいうことでんねん。指数の数字だけ見て「世の中の会社が全部あかんようになった」と思うたら、それは早合点でっせ。
商いの世界では、まわりが騒がしいときほど、帳面をじっくり見るのが番頭の仕事や。もうじき4〜6月期の決算が出そろう季節でっさかい、値動きを追いかけるより、会社が実際なんぼ稼いだかを見るほうが、よっぽど身につきまっせ。ほな、ええ週末を。
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