日次レポート2026/6/13by 初心者向けライター

【6月13日マーケット】日経平均、12日は1803円高で大幅続伸|中東の戦闘終結期待でインフレ懸念後退

日経平均は6月12日に1,802円高の6万6020円と大幅続伸し、1週間ぶりに6万6000円台を回復しました。米イランの戦闘終結期待から原油安・インフレ懸念後退が意識され、AI・半導体関連に見直し買いが入りました。来週の日銀会合・FOMCに向けた注目点を初心者向けにやさしく整理します。

【6月13日マーケット】日経平均、12日は1803円高で大幅続伸

おはようございます。週末の朝も、前日の相場をおさらいしておきましょう。今週は上げ下げの振れが大きい一週間でしたが、12日(金)は大きく値を戻して終えました。落ち着いて中身を見ていきましょう。

前営業日(6月12日・金)の振り返り

日経平均株価は 6万6020円と、前日比 1,802円高(約2.81%)で大幅続伸しました。取引途中では上げ幅が一時2,800円を超える場面もあり、終値ベースでは約1週間ぶりに6万6000円台を回復しました。

前日(11日)は38円高(+0.06%)とほぼ横ばいでしたが、その前の10日に1,237円安と大きく下げていたため、今回の上昇でここ数日の下落分を取り戻した格好です。今週は「下げた翌日に戻す」という振れの大きい展開が続きました。

上昇の背景には、主に2つの材料がありました。

ひとつは 中東情勢をめぐる緊張の緩和期待です。米国とイランの戦闘終結に向けた期待が広がり、地政学リスクへの警戒がいったん和らぎました。リスクを取りにくくしていた要因が薄れたことで、朝方から買いが先行しました。

ふたつめは、それに伴う 原油価格の低下とインフレ懸念の後退です。原油が下がると物価上昇の圧力が和らぐとの見方につながり、金利上昇への警戒が薄れます。この流れを受けて、これまで上値追いが一服していた AI・半導体関連株に見直し買いが入り、指数全体を押し上げました。

なお、半導体メモリー大手のキオクシアホールディングスは、時価総額がトヨタ自動車を上回り首位に浮上したと伝えられています。 ※これは時価総額という「市場が付けた値段の規模」を比べたデータの紹介であり、個別銘柄の売買を勧めるものではありません。

週末〜週明けの注目点

13日(土)・14日(日)は取引がお休みです。週明けの東京市場は、米国市場の動きと中東情勢の続報を受けてのスタートになりそうです。中東をめぐる報道は相場の振れ幅を左右しやすいため、原油価格や為替の動きとあわせて見ておきたいところです。

今週は「インフレ懸念の後退」が買い材料になりました。裏を返せば、物価や金利をめぐる見方が変われば、相場の地合いも変わりやすいということです。週明けは大きめのイベントが控えているため、いったん様子見の雰囲気も出やすいかもしれません。

来週の見通し(日米の金融政策イベント)

来週は、日米の金融政策を決める会合が集中します。

  • 6月15〜16日:日銀(日本銀行)金融政策決定会合 — 市場では、追加利上げに踏み切るかどうかが焦点の一つとされています。
  • 6月16〜17日:米FOMC(米連邦公開市場委員会) — 政策金利は据え置きとの見方が大勢です。新たに議長へ就任したウォーシュ氏にとって初の会合となる点も注目されています。

金融政策は、企業の業績そのものより「お金の借りやすさ・運用環境」を通じて相場全体に効いてきます。結果そのものだけでなく、会合後の声明や記者会見での「今後の方針のにじませ方」まで含めて受け止めたいところです。

今週のように、一日で1,800円超も動く相場では、一日の値動きに一喜一憂しすぎないことが大切です。値幅が広いぶん、慌てて動くと振り回されやすい、という点は頭の片隅に置いておきたいですね。

IRDBで「中身」を見てみる

指数の上下に振り回されそうなときこそ、個別企業の財務の「中身」を知っておくと、ニュースの受け止め方が落ち着きます。財務指標の読み方から始めてみるのがおすすめです。

  • ROEとは? — 会社がどれだけ効率よく利益を稼いでいるかの目安
  • ROAとは? — 資産全体をどれだけ上手に使えているかの目安
  • ROICとは? — 投じたお金に対するリターンを測る指標

※いずれも投資判断のための推奨ではなく、財務データの読み方を学ぶための題材です。

ワテのひと言(番頭より)

ほな番頭からひとこと。今週はもう、ジェットコースターみたいな相場でしたなあ。10日にストーンと1,237円下げたかと思たら、12日にはドーンと1,802円も戻す。「気ぃ揉んで損したわ」と肩をすぼめた人もおりまっしゃろ。

せやけど、上がった理由をよう見てみなはれ。中東のいくさが収まりそうやとか、油が下がってインフレが落ち着きそうやとか、相場の外の話が効いとるわけや。こういう「外の風」で動いた相場は、風向きが変われば、また戻ることもありまっせ。

来週は日銀さんとアメリカのFOMC、お金の元締めが続けて出てきはります。こういう大事な寄り合いの前は、相場もソワソワするもんや。慌てて飛び乗ったり飛び降りたりせず、まずは会社の「中身」をじっくり見る。番頭はそれが一番の近道やと思うてまっせ。ほな、ええ週末を。

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関連記事: ROEとは? / ROAとは? / ROICとは?

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