用語集2026/6/7by 初心者向けライター
ROEとは?初心者にもわかる「自己資本利益率」の意味と目安
ROE (自己資本利益率) は「株主の出したお金で会社がどれだけ儲けたか」を測る重要指標。計算式と業種別目安を初心者向けに解説します。
ROE とは?初心者にもわかる「自己資本利益率」の意味と目安
ひとことで言うと
ROE (Return On Equity・自己資本利益率) は、「株主の出したお金で、会社がどれだけ儲けたか」 を測る指標です。
「資本」というのは株主が出したお金 + 過去の利益の積み上げ。 そのお金 100円に対して、今年の純利益が 10円なら ROE は 10% になります。
計算式
ROE = 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100 (%)
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 当期純利益 | 100億円 |
| 自己資本 | 1,000億円 |
| ROE | 100 ÷ 1,000 × 100 = 10% |
目安
| ROE | 評価 |
|---|---|
| 5% 未満 | 効率がやや低い |
| 5〜10% | 標準的 |
| 10〜15% | 優秀 |
| 15% 超 | 非常に優秀 |
ただし、業種によって基準が異なります。たとえば金融業は ROE が低めに出やすく、IT企業は高めに出やすい傾向があります。
注意点
1. 自己資本がマイナス (債務超過) の会社では使えない
赤字が積み重なって自己資本がマイナスの場合、ROE は計算しても意味を持ちません。IRDB ではこうした企業の ROE は表示しない仕組みになっています。
2. 一時的な利益で水増しされていないか
土地売却益・有価証券売却益などの一時利益で ROE が跳ね上がっている場合があります。本業の利益 (営業利益) との関係も確認しましょう。
3. ROE が高いだけでは良い会社とは限らない
借入を増やして自己資本を相対的に小さくすると ROE は上がります。自己資本比率も合わせて見ましょう。
ROE と他の指標との関係
| 指標 | 何を見る |
|---|---|
| ROE | 株主資本の効率 |
| ROA | 総資産の効率 (借入含む) |
| 営業利益率 | 本業の儲け |
| 自己資本比率 | 財務の健全性 |
ROE は高いほど良いように見えますが、ROA や自己資本比率と一緒に見ることで「健全に儲けているか」が判断できます。
IRDB で ROE が高い企業を見る
IRDB では ROEランキング で各企業の ROE を高い順に並べて見られます。 業種別フィルタもあるので、同業内での順位も確認できます。
まとめ
- ROE = 純利益 ÷ 自己資本 × 100
- 一般的な目安は 5-10% が標準、10% 超で優秀
- 業種で目安が異なる
- 自己資本比率と合わせて見ることが大切
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