日経平均が890円高の6万6,216円で3日ぶり反発、米金利低下が追い風 今日は7月全国CPI発表
前営業日8月20日の日経平均は890円37銭高の66,216円79銭で3日ぶりに反発。米金利の低下と連日の急落の反動から幅広い銘柄に買い戻しが入りました。今日8月21日は7月分の全国CPI発表に注目です。
日経平均が890円高の6万6,216円で3日ぶり反発、米金利低下が追い風 今日は7月全国CPI発表
8月21日(金)の東京市場を前に、前営業日だった8月20日(木)の値動きと、今日以降に押さえておきたいポイントを初心者向けに整理します。
前営業日(8月20日・木曜)の振り返り
8月20日の日経平均株価は前日比890円37銭高(1.36%高)の66,216円79銭で取引を終え、3営業日ぶりの反発となりました。上げ幅は取引時間中に一時1,000円近くに達する場面もありました。
東証株価指数(TOPIX)も前日比47.42ポイント高(1.18%高)の4,059.73ポイントとなり、こちらは4営業日ぶりの反発です。
反発の背景には、いくつかの材料が重なりました。まず前日の米国市場でNYダウ・S&P500・ナスダック総合の主要3指数がそろって上昇し、その流れを引き継いで朝方から買いが先行しました。加えて米財務省が国債の買い入れ規模を拡大する計画を示したことで日米の長期金利が低下し、株式に資金が向かいやすい地合いとなりました。半導体関連の比重が高い韓国のKOSPI(韓国総合株価指数)が株主還元策をめぐる報道を背景に急騰したことも、投資家心理の追い風になったと指摘されています。
8月18日・19日と2営業日続けて大きく下げた後だったため、「売られすぎ」とみた投資家の買い戻しが入りやすかった面もあります。東証プライムでは値上がり銘柄が1,300を超え、全体の8割超を占める全面高に近い展開でした。業種別では輸送用機器、電気・ガス業、医薬品、不動産業、ゴム製品などが上昇しています。
為替市場では、ドル円が158円台で推移しました。米長期金利の低下を受けて円高方向に振れる場面もありましたが、株式市場では円高が意識されつつも自動車など輸送用機器が買われる展開となりました。
今日(8月21日)の注目点
今日の最大の焦点は、午前8時30分に発表される7月分の全国消費者物価指数(CPI)です。
今回は指数の基準が2025年基準へ切り替わる回にあたり、数値の水準そのものが従来と変わる点に注意が必要です。先行指標とされる7月の東京都区部のコアCPI(生鮮食品を除く総合)は前年同月比1.9%の上昇と前月から加速していました。全国の6月分コアCPIは前年同月比1.6%の上昇でしたので、全国ベースでも上昇率が再び2.0%に近づくかどうかが注目されています。
物価の伸びは日銀の金融政策の見通しに影響しやすく、発表直後は為替や金利が動きやすい時間帯になります。
来週以降のイベント
- 8月27〜29日: 米カンザスシティ連銀が主催するジャクソンホール会議(経済シンポジウム)が開催予定です。今年のテーマは資金決済分野の金融イノベーションとその政策的含意とされていますが、市場の関心は5月に就任したウォーシュFRB議長にとって初の基調講演となる点に集まっています。各国中央銀行幹部の発言は今後の金融政策観測を左右しやすく、週が進むにつれて市場の関心が高まりやすい時期です。
初心者向けメモ
- 「反発」と「買い戻し」の関係: 大きく下げた翌日に株価が戻すことを反発と呼びます。今回のように連日の急落後の反発では、企業の業績が良くなったからではなく、下げすぎた反動で買い戻しが入っているケースがあります。反発の理由が「業績」なのか「需給」なのかを分けて見ると、値動きの持続性を考えやすくなります。
- 長期金利が下がると株が買われやすいのはなぜ?: 金利が下がると、預金や債券で運用する魅力が相対的に下がり、企業が借り入れをする際の負担も軽くなります。そのため株式に資金が向かいやすくなると説明されます。今回の反発でも、米財務省の国債買い入れ拡大計画を受けた金利低下が材料視されました。
- 指数への影響が大きい銘柄がある: 日経平均は株価水準の高い銘柄(値がさ株)の影響を受けやすい指数です。20日はソフトバンクグループ、ファーストリテイリング、アドバンテストなどが指数を押し上げる要因になったと報じられています(事実の紹介であり、特定銘柄の売買を勧めるものではありません)。企業ごとの財務内容を確かめたいときは、IRDBのROEとは?などの用語解説もあわせてご覧ください。
ワテのひと言(大阪弁まとめ)
2日続けてドスンと落ちた後、20日はきっちり890円戻して3日ぶりの反発でんな。アメリカの金利が下がって、株にお金が戻ってきた、いうところでっしゃろ。プライムの8割超が値上がりやさかい、なかなかの全面高でおましたで。
ただ、これは業績がようなったから上がったんとちゃうて、下げすぎた反動の買い戻しも混じっとる、いうことは頭に置いときなはれ。ほんで今日は朝8時半に7月の全国CPIが出ますで。今回から基準が2025年基準に切り替わるさかい、数字の見え方も変わりまっせ。前の数字とそのまま比べて早合点せんように、中身をちゃんと確かめる癖つけときなはれや。
口座開設はこちらから
投資を始めるには証券口座が必要です。初心者におすすめのネット証券3社をご紹介。
※ 本ページにはアフィリエイトリンクが含まれます。リンクから口座開設・取引が行われた場合、運営者が紹介手数料を受け取る場合があります。