日経平均、半導体主導で続伸し66,399円 中東緊迫続くなか9月8日はGDP改定値に注目
9月7日(月)の日経平均株価は前日比1,378円90銭高(+2.12%)の66,399円84銭で続伸しましたが、値上がりの88%は半導体主力4銘柄に集中し、値下がり銘柄数が値上がりを上回る展開でした。9月8日は4〜6月期GDP改定値の発表があり、週後半にはECB会合・米CPI・メジャーSQも控えています。
日経平均、半導体主導で続伸し66,399円 中東緊迫続くなか9月8日はGDP改定値に注目
9月7日(月)の振り返り:続伸も上げは半導体4銘柄に集中
9月7日(月)の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日(9月4日・金)比1,378円90銭高(+2.12%)の6万6,399円84銭で取引を終え、2営業日連続の上昇となりました。前引け(午前の取引終了時点)では1,439円17銭高の6万6,460円11銭まで上げ幅を広げ、取引時間中には6万6,668円71銭の高値をつける場面もありましたが、大引けにかけては高値から268円87銭ほど値を消しました。
指数は大きく上昇したものの、内容は薄いものでした。市場関係者の分析によると、東証プライム全体では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を上回っており、指数の上げ幅の88%程度が半導体関連の主力4銘柄によってもたらされたとみられています。背景には、米半導体大手マイクロン・テクノロジーの増産に関する報道をきっかけに、国内の半導体関連株へ買いが集中したことがあるようです。一部の値がさ株が指数を押し上げる一方、その他の銘柄には手掛かり材料が乏しい展開だったといえます。
為替相場は、ドル円が1ドル=155円台後半から156円台後半のレンジで推移し、9月7日は156円24銭で取引を終えました。前営業日の156円25銭からはほぼ横ばいです。
中東情勢:イランが新たな制限区域を設定、原油相場は高止まり
週末9月5日(土)に米中央軍がイランの原油タンカー3隻を攻撃したことを受け、テヘラン側はホルムズ海峡を越えてペルシャ湾の一部にまで及ぶ新たな航行制限区域を設定したと伝えられています。この影響で、ホルムズ海峡の1日あたりの通航隻数はここ数ヶ月で最も少ない水準(1日あたり10隻程度)まで落ち込んだとされ、地政学リスクプレミアムが原油相場を下支えしています。
NY原油先物(WTI)は、9月4日(金)の終値91.30ドルからはいくぶん下げたものの、9月7日(月)のアジア時間には1バレル=90ドル近辺で下げ渋る展開となりました。エネルギー供給の途絶が続くとの懸念が根強く、原油価格が高止まりする状況が続いています。
投資初心者の方は、こうした地政学リスクによる短期的な価格変動そのものを追いかけるよりも、原油高が業績に影響しやすい業種かどうか、自己資本比率などの財務体質はどうかを、IRDBの自己資本比率ランキングや財務健全性スコアランキングであわせて確認しておくのも一つの方法です。
今日(9月8日・火)の注目点:4〜6月期GDP改定値
9月8日(火)には、内閣府から2026年4〜6月期の実質GDP改定値(2次速報)が発表される予定です。8月中旬に公表された1次速報では、前期比+0.3%(年率換算+1.1%)にとどまり、市場予想を下回る内容でした。その後に公表された法人企業統計で設備投資が底堅かったことなどから、2次速報では年率換算で+1.7%〜+1.9%程度への上方修正を見込む声が民間調査機関から出ています。個人消費については1次速報から大きな変化はないとの見方が多いようです。
同日は7月の毎月勤労統計調査(現金給与総額)、7月の国際収支(経常収支)の発表も予定されています。いずれも今後の消費動向や日銀の金融政策運営を見るうえでの材料として注目されそうです。
これらはあくまで発表前の市場予想であり、確定した数値ではありません。指標発表後の株価・為替の反応は、予想との比較(サプライズの有無)によって大きく変わる点にご留意ください。
今週以降のイベントカレンダー
- 9月10日(木)21:15: ECB(欧州中央銀行)政策金利決定。0.25%の利上げが市場でおおむね見込まれています。米8月PPI(卸売物価指数)も発表予定
- 9月11日(金): 米8月消費者物価指数(CPI)発表予定。コア指数は前年比+2.4%程度が市場予想とされています。同日は9月限の株価指数先物・オプションのメジャーSQ算出日も重なります
- 9月15〜16日: 米FOMC(連邦公開市場委員会)開催予定
- 9月17〜18日: 日銀金融政策決定会合開催予定
中東情勢を起点とした原油・地政学リスクに加え、今週後半からは物価指標と各国中央銀行の金融政策会合が相次ぎます。IRDBでは企業ごとの業績推移データを随時更新していますので、気になる企業の数字は一次情報とあわせて確認してみてください。
ワテのひと言
指数だけ見たら2日続けての大幅高で威勢がよろしいでっけど、中身を覗いたら値下がり銘柄の方が多うて、上げのほとんどは半導体の顔ぶれ数銘柄が担いどるいう、ちょっと危なっかしい相場どすな。おまけに週末からはイランはんが新しい制限区域を設定しはって、ホルムズ海峡の通り道もえらい細うなっとる。明日のGDP改定値も気になりまっけど、指数の表面だけやのうて、値下がり銘柄の多さや原油高がどの業種の財布に効いてくるか、そのあたりを丁寧に見極めるんが商いの目利きいうもんですわ。
口座開設はこちらから
投資を始めるには証券口座が必要です。初心者におすすめのネット証券3社をご紹介。
※ 本ページにはアフィリエイトリンクが含まれます。リンクから口座開設・取引が行われた場合、運営者が紹介手数料を受け取る場合があります。