算出方法・指標の定義
IRDBが独自に算出している財務指標・財務健全性スコアの計算式を全て公開します。 データソースの詳細はデータについて、 過去に発見した誤りは訂正履歴をご覧ください。
欠損データの扱いに関する方針
計算に必要な元データ(減価償却費・設備投資額・有利子負債など)が有価証券報告書から 取得できていない場合、IRDBはそれを0円とみなして計算を続けることはしません。 該当指標は「データなし」として表示し、誤った数値を表示するよりも欠損であることを 明示することを優先しています。
財務指標の計算式
ROE(自己資本利益率)
当期純利益 ÷ 株主資本 × 100
ROA(総資産利益率)
当期純利益 ÷ 総資産 × 100
ROIC(投下資本利益率)
営業利益 × (1 − 実効税率30%想定) ÷ (株主資本 + 有利子負債) × 100
有利子負債が有価証券報告書から取得できていない企業では算出せず「データなし」とします(0円とみなして計算することはしません)。
営業利益率
営業利益 ÷ 売上高 × 100
純利益率
当期純利益 ÷ 売上高 × 100
粗利率
(売上高 − 売上原価) ÷ 売上高 × 100
自己資本比率
株主資本 ÷ 総資産 × 100
D/Eレシオ
有利子負債 ÷ 株主資本
有利子負債が取得できていない企業では算出しません。
流動比率
流動資産 ÷ 流動負債 × 100
EPS(1株当たり利益)
当期純利益 ÷ 発行済株式数
BPS(1株当たり純資産)
株主資本 ÷ 発行済株式数
EBITDA
営業利益 + 減価償却費
減価償却費が取得できていない企業では算出しません(営業利益をそのままEBITDAとして表示することはしません)。
フリーキャッシュフロー(FCF)
営業活動によるキャッシュフロー − 設備投資額
設備投資額が取得できていない企業では算出しません(営業CFをそのままFCFとして表示することはしません)。
ネットキャッシュ
現金及び現金同等物 − 有利子負債
有利子負債が取得できていない企業では算出しません(現金残高をそのままネットキャッシュとして表示することはしません)。
配当性向
1株当たり配当金 ÷ EPS × 100
前年比成長率
(当期の値 − 前期の値) ÷ |前期の値| × 100
3年CAGR(年平均成長率)
((当期の値 ÷ 3期前の値) ^ (1/3) − 1) × 100
財務健全性スコアの算出方法
財務健全性スコアは0〜100点のルールベーススコアで、以下の3軸を加重平均して算出します。 各軸のスコアも0〜100点で、指標が想定レンジのどこに位置するかを線形に変換して求めます。
| 軸 | 重み | 構成要素 |
|---|---|---|
| 収益性スコア | 40% | ROE・ROA・営業利益率・純利益率の加重平均 |
| 安定性スコア | 35% | 自己資本比率・流動比率・D/Eレシオ・FCFの黒字/赤字の加重平均 |
| 成長性スコア | 25% | 売上高成長率・純利益成長率の加重平均 |
総合スコアはS(80点以上)・A(70点以上)・B(60点以上)・C(40点以上)・D(20点以上)・Eの 6段階でグレード表示します。指標が欠損している場合は中間値(50点)として扱われるため、 データが少ない企業ほどスコアが平均的な値に寄る傾向があります。
本スコアは信用格付業者による格付けではなく、投資助言・推奨を目的とするものでもありません。 算出ロジックの参考情報としてご利用ください。
会計基準による定義の違いについて
JP_GAAP(日本基準)・IFRS(国際財務報告基準)・US_GAAP(米国基準)では、 自己資本・純資産・営業利益等の勘定科目の定義が完全には一致しません。 IRDBはXBRLマッピングテーブルにより各基準の対応する項目を可能な限り統一していますが、 厳密な会計上の定義差異までは吸収していない場合があります。企業間比較の際は この点にご留意ください。