日次レポート2026/9/13by 初心者ライター

日経平均64,011円で週越し 来週はFOMC・日銀会合が重なる「金融政策ウィーク」に

9月11日(金)、日経平均株価は中東情勢の緊迫化による原油高と米長期金利上昇を受けて前日比1,259円61銭安(-1.93%)の6万4,011円34銭で取引を終え、2週連続の大幅下落となりました。土日をはさみ、来週は9月15〜16日のFOMC、17〜18日の日銀会合と金融政策イベントが集中します。

日経平均64,011円で週越し 来週はFOMC・日銀会合が重なる「金融政策ウィーク」に

9月11日(金)の振り返り:中東緊迫と原油高、米金利上昇が重荷に

9月11日(金)の東京株式市場で、日経平均株価は中東情勢の緊迫化を背景とした原油高と、米長期金利の上昇を嫌気した売りに押され、前営業日比1,259円61銭安(-1.93%)の6万4,011円34銭で取引を終えました。TOPIXも前日比26.28pt安の4,028.30ptと、こちらも下落しています。

背景の一つには、イランが地下施設で弾道ミサイルの生産を再開したと伝えられたことを受け、原油先物相場が1バレル=100ドル台を突破したことがあります。原油高はインフレ再燃への警戒につながりやすく、投資家心理を冷やす材料となりました。あわせて、前営業日の米国市場でインフレ加速への懸念から金利上昇が意識され、NYダウ工業株30種平均が316ドル56セント安の5万2,064ドル10セント、ナスダック総合指数も171ドル61ポイント安の2万6,081ドル73セントと続落していたことも、東京市場の重荷となりました。

日経平均は前週比でも1,009円の下落となり、2週連続で1,000円を超える下げ幅を記録しています。国内のAI・半導体関連株の戻りが海外の同業株と比べて鈍く、指数全体の戻りを抑えているとの指摘もあります。

投資初心者の方は、こうした原油や金利の動きが業種によってどう業績に影響しやすいかを一つの材料だけで判断せず、IRDBの業種別ランキングや各社の財務健全性スコアとあわせて確認しておくのも一つの方法です。

今日(9月13日・日)は東証休場、週明け月曜からの値動きに注目

9月12日(土)・13日(日)は東京証券取引所の休場日にあたり、株式市場の取引はありません(次の取引日は9月14日・月曜日)。9月11日の大幅下落を受けて、週末の中東情勢や原油相場の動向次第では、週明け月曜の東京市場が売り買いどちらに振れるか注目されます。直近2週続けて大きく下げ、6万円台半ばの水準では買い手が乏しいとの見方も伝えられており、押し目買いが入りやすいかどうかが週明けの焦点になりそうです。

来週は金融政策イベントが集中する週に

来週(9月14日〜20日)は、日米の金融政策イベントが短期間に連続する重要な週になります。

  • 9月14日(月): 7月鉱工業生産(確報値)、7月設備稼働率が発表予定
  • 9月15日(火): 米FOMC(連邦公開市場委員会)が1日目を迎えます。7月第3次産業活動指数の発表も予定
  • 9月16日(水): 8月機械受注、8月貿易収支のほか、日本時間21時30分に米国8月小売売上高が発表予定。FOMCはこの日に会合を終え、政策金利が発表される見通しです
  • 9月17日(木): 日銀金融政策決定会合が1日目を迎えます。イングランド銀行の政策金利発表、米国8月住宅着工件数の発表も予定
  • 9月18日(金): 日銀金融政策決定会合が終了し、政策金利が発表される見通し。植田和男総裁の記者会見のほか、8月全国消費者物価指数、米国8月鉱工業生産の発表も予定されています

FOMCの結果発表から間もなく日銀会合の結果も控えており、政策金利の変更の有無だけでなく、FRB参加者による経済見通し(SEP)や「ドットチャート」の公表内容にも注目が集まりそうです。これらはあくまで発表前の予定であり、実際の結果が市場予想と異なれば相場が大きく反応する可能性がある点にご留意ください。

なお、9月19日(土)〜23日(水・秋分の日)は敬老の日や国民の休日を挟んだ5連休(いわゆるシルバーウィーク)にあたり、東証は21〜23日が休場となる見込みです。来週のうちに材料が出そろうかどうかも、連休前の値動きを見るうえでの一つのポイントになりそうです。

IRDBでは企業ごとの業績推移データを随時更新していますので、気になる企業の数字は一次情報とあわせて確認してみてください。

ワテのひと言

金曜日は朝からずっと下げ通しで、中東の緊張と原油高、米国の金利上昇と、材料が重なって相場が一気に冷え込んだ一日どしたな。土日は東証もお休みどすさかい、材料の続きは週明けまで持ち越しどす。来週はFOMCに日銀会合と、金利を巡る大きなイベントが立て続けに控えとりますよって、値動きに一喜一憂するより、財布の体質(自己資本比率や健全性スコア)がしっかりした会社を腰を据えて見極める商いを心がけておくれやす。連休前の週いうことも頭の片隅に置いといておくれやっしゃ。

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