日経平均反発、273円高で6万6,405円 ウォーシュ議長講演受け週明けの反応に注目【2026年8月29日マーケットレポート】
8月28日の日経平均は273円高の6万6,405円で反発。米エヌビディア決算を受けた半導体・AI関連株の買いが支えとなりました。同日夜(日本時間)にはウォーシュFRB議長が就任後初のジャクソンホール講演。週明け31日の市場の反応に注目です。
日経平均反発、273円高で6万6,405円 ウォーシュ議長講演受け週明けの反応に注目
昨日(8月28日)の振り返り
2026年8月28日の東京株式市場で、日経平均株価は前日比273円58銭高(+0.41%)の6万6,405円56銭で取引を終え、反発しました。前日27日の米国株式市場でエヌビディアの決算が好感され半導体株が急伸したことを受け、東京市場でもアドバンテストなど半導体・AI関連株に買いが先行。日中の上げ幅は一時700円を超え、6万6,842円82銭まで買われる場面もありました。
もっとも、この日はワイオミング州で開催中のジャクソンホール会議(米カンザスシティ連銀主催の経済政策シンポジウム、会期27〜29日)を控え、次第に上値を買い進む動きは限定的になりました。特に注目されたのは、2026年5月に第17代FRB(米連邦準備制度理事会)議長に就任したケビン・ウォーシュ氏が、同日夜(日本時間28日23時、米東部時間28日午前10時)に行う基調講演です。議長就任後初めての登壇とあって、発言内容を見極めたい投資家の様子見姿勢が上値を抑えたとみられます。業種別では非鉄金属やガラス・土石製品が軟調だった一方、サービス業や海運などは堅調と、値動きにはばらつきが見られました。
今日(8月29日)の注目点
29日は土曜日で東京証券取引所は休場です。前日夜に行われたウォーシュ議長の講演内容や、それを受けた為替(ドル円)・米国債利回り・米国株市場の反応については、原稿執筆時点では確定した報道が出そろっておらず、この記事では断定的な言及を避けます。同氏はこれまで、将来の政策方針を事前に示す「フォワードガイダンス」には慎重な姿勢を示してきたとされ、明確な利上げ・利下げの方向性を示したかどうかは市場の関心事です。
投資初心者の方は、週末は東京市場が休みでも、海外市場や要人発言を受けて相場観が大きく変わることがある、という点を押さえておくとよいでしょう。値動きの背景を確認したいときは、IRDBの財務健全性スコアランキングのような、短期の値動きに左右されない企業の実力を測る指標もあわせてチェックするのがおすすめです。
明日以降のイベント
- 8月31日(月): 東京市場が週明け最初の取引。ジャクソンホール会議・ウォーシュ議長講演を受けた海外市場の反応を織り込んで始まる見通し
- 9月4日(金): 米国8月分の雇用統計が発表予定。米金融政策の先行きを占ううえで重要な指標
- 9月15〜16日: 米FOMC(連邦公開市場委員会)開催予定。経済見通しの公表もあり注目度が高い会合
決算シーズンの谷間から、金融政策イベントへ注目が移る時期が続きます。IRDBでは企業ごとの業績推移データを随時更新していますので、気になる企業の数字は一次情報とあわせて確認してみてください。
ワテのひと言
前日の米エヌビディア決算を追い風に半導体・AI関連株がぐいっと買われて、一時は700円超の上げ幅にまでなりましたんやが、ジャクソンホール会議の講演を控えて終わってみれば273円高までに落ち着きましたんや。今日は東京市場はお休みでっけど、休みやからこそニュースをじっくり整理できる、ええ機会でもおます。週明けの相場がどう動くか一喜一憂する前に、まずは気になる会社の決算数字や健全性スコアをじっくり見直しとくんが、商いの基本でっせ。
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