日次レポート2026/8/17by 初心者ライター

週明けの東京市場は4〜6月期GDP速報に注目 日経平均は7万円回復をうかがう展開

前営業日8月14日の日経平均は405円高の68,713円80銭で4営業日続伸、TOPIXは終値の最高値を更新しました。週明け17日は4〜6月期GDP1次速報と中国の経済指標が発表されます。今週は米FOMC議事要旨やPMI速報も控えます。

週明けの東京市場は4〜6月期GDP速報に注目 日経平均は7万円回復をうかがう展開

週明け8月17日(月)の東京市場を前に、直近の取引日だった8月14日(金)の値動きと、今日以降に押さえておきたいポイントを初心者向けに整理します。

前営業日(8月14日・金曜)の振り返り

8月14日の日経平均株価は、前日比405円21銭高の68,713円80銭で取引を終え、4営業日連続の値上がりとなりました。取引時間中には心理的な節目である69,000円台を約1カ月ぶりに回復する場面もありました。前日の米国市場の流れを受けて、AI関連・半導体関連の銘柄に買いが入ったことが指数を押し上げた形です。

東証株価指数(TOPIX)も前日比21.16ポイント高の4,197.20で終え、終値ベースでの過去最高値を更新しました。

一方、同じ8月14日の米国市場は3指数そろって小幅安となりました。

指数終値前日比
ダウ工業株30種平均53,732.41ドル-107.58ドル (-0.20%)
S&P5007,785.76-13.23 (-0.17%)
ナスダック総合26,729.16-73.86 (-0.28%)

米国では7月の生産者物価指数(PPI)の伸びが鈍化し、前日の消費者物価指数(CPI)に続いてインフレの落ち着きを示す内容となりましたが、週末を前にした持ち高調整もあって上値の重い展開でした。為替市場では、8月14日のニューヨーク市場でドル円相場は1ドル=158円60銭台まで円高に振れる場面がありましたが、最終的には159円台前半で取引を終えています。

今日(8月17日)の注目点

今日は日本の2026年4〜6月期のGDP(国内総生産)1次速報が発表されます。GDPは国全体でどれだけモノやサービスが生み出されたかを示す統計で、景気の全体像をつかむうえで最も基本的な指標です。民間シンクタンクの予測では前期比年率でプラス成長、3四半期連続の増加を見込む声が多く、大和総研は前期比年率+2.5%(前期比+0.6%)との予測を公表しています。ただし予測は機関によって幅があり、実際の数値が事前予想からどれだけ振れるかが当日の材料になります。

同じく今日は6月の鉱工業生産指数の確報値、さらに中国の7月の小売売上高・鉱工業生産も発表されます。中国の景気指標は、中国向けの売上比率が高い業種の値動きに影響することがあるため、東京市場でも意識されやすい統計です。

相場全体については、約1カ月半ぶりとなる70,000円台の回復をうかがう展開になるとの見方が市場の一部にあります。ザイ・オンラインは8月17日〜21日の週の日経平均について、66,000円〜72,000円の予想レンジを示しています。あくまで一つの見方であり、実際の値動きを保証するものではない点にはご注意ください。

今週の主なイベント

日付主な予定
8月17日(月)日本 4〜6月期GDP1次速報、6月鉱工業生産確報、中国7月小売売上高・鉱工業生産
8月18日(火)米国 7月住宅着工件数、独・欧 8月ZEW景況感調査
8月19日(水)米FOMC議事要旨(7月開催分)
8月20日(木)米国 8月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、米小売大手の決算
8月21日(金)米国 8月総合PMI速報値、欧州 8月PMI速報値

週の中盤に控える米FOMC(連邦公開市場委員会)の議事要旨は、米国の金融政策を決める会合でどんな議論があったかを記録した資料です。今後の政策の方向性を読み解く手がかりとして、為替・株式の両市場で注目されます。

なお、市場の関心が高いジャクソンホール会議(米カンザスシティ連銀主催の経済シンポジウム)は今週ではなく、8月27日〜29日に予定されています。今年のテーマは「金融イノベーション:決済と政策への影響」とされています。

初心者が押さえておきたいこと

8月は夏季休暇シーズンで市場参加者が減り、売買代金が細りやすい時期です。取引が薄いときは、ちょっとした材料でも値幅が大きく出ることがあります。指数が上昇を続けているときほど、「乗り遅れまい」と急いで動くのではなく、自分の投資方針とつみたての仕組みを確認しておくことが大切です。

ワテのひと言

日経平均はんは4日続けて値を上げて、いよいよ7万円が見えてきましたなあ。せやけど今日はGDP速報という、日本の商い全体の成績表が出る日でっせ。数字が良うても悪うても、事前の予想とどれだけズレるかで相場は動きよるもんです。おまけに8月は市場に人が少のうて、ちょっとした風でも船が揺れやすい季節。慌てて舵を切らんと、まずは今日の統計をじっくり見届けるんが賢い商いやと思いまっせ。

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