日次レポート2026/6/8by 初心者向けライター

【6月8日マーケット】日経平均、金曜は882円安で続落|ブロードコム急落と米雇用統計のダブルパンチを振り返る

日経平均は6月5日に882円安の6万6588円で続落。ブロードコム急落でAI・半導体株が売られ、堅調な米雇用統計を受けてFRBの利上げ観測も浮上しました。週明けの注目点と来週レンジ予想を初心者向けにやさしく整理します。

【6月8日マーケット】日経平均、金曜は882円安で続落

おはようございます。週明けの月曜、まずは先週末の相場をおさらいしておきましょう。先々週まで最高値を更新してきた日経平均でしたが、金曜日はやや風向きが変わりました。

前営業日(6月5日・金)の振り返り

日経平均株価は 6万6588円と、前日比 882円安で続落しました。心理的節目の6万6000円台はキープしたものの、上昇が一服した格好です。

下落の主因は2つあります。

ひとつは 半導体株の急落です。米国の半導体大手ブロードコムの株価が急落したことを受け、東京市場でもAI・半導体関連に売りが波及しました。ここまで相場を牽引してきた主役だっただけに、調整局面では下げも大きくなりやすい、という点があらためて確認された形です。

もうひとつは 米雇用統計を前にした様子見ムードです。金曜日の夜(日本時間)に米国の5月雇用統計の発表を控え、積極的な買いを手控える動きが広がりました。

一方で、相場全体が総崩れだったわけではありません。これまで出遅れていた 海運や不動産などに資金が向かい、AIとの共存期待から ソフトウェア株が再評価される動きも見られました。物色の対象が一部で広がりつつある、という変化は覚えておきたいところです。

金曜夜の米雇用統計:FRBの「次の一手」観測が変化

注目された米国の5月雇用統計は、非農業部門雇用者数(NFP)が前月比9万人前後と予想されていました。結果は労働市場の底堅さを示す内容となり、これを受けて FRB(米連邦準備制度理事会)の次の政策変更は利上げになるとの見方が市場で強まりました。

金利が上がる方向の観測が出ると、将来の利益を高く評価されがちなハイテク株には逆風になりやすい——これが先週末にかけてのハイテク売りの背景にあります。

今日(6月8日・月)の注目点

週明けの東京市場では、寄り付き前に国内のGDP(国内総生産)の発表が予定されています。金曜の米雇用統計の余韻とあわせて、朝方の値動きの材料になりそうです。

今週以降の見通し

市場関係者の間では、来週(6月8〜12日)の日経平均の予想レンジは 6万4000〜6万9000円程度とされています。値幅はそれなりに広く、上下どちらにも振れうる、という見立てです。

ここまで相場を引っ張ってきたAI・半導体に短期的な過熱感が出ているぶん、いったんは資金がほかのテーマへ移る場面も想定されます。一本のテーマに頼り切らず、物色の広がりを冷静に見ておくのがよさそうです。

IRDBで「中身」を見てみる

指数の上下に一喜一憂するより、個別企業の財務の「中身」を知っておくと、相場のニュースの受け止め方が変わります。今日IRDBでは健全性スコアの観点から2社を取り上げました。

※いずれも売買を推奨するものではなく、財務データの読み方を学ぶための題材です。

ワテのひと言(番頭より)

ほな番頭からひとこと。金曜は882円安で「うわ、下がったやないか」と肝を冷やした人もおりまっしゃろ。せやけど、半年でだいぶ駆け上がってきた相場や、ひと息つく日があるのはむしろ自然でんな。

主役の半導体が休んでる間に、海運や不動産みたいな出遅れさんに灯がともる——こういう「お金の移り変わり」を眺めるのも、商いの面白いとこでっせ。慌てず騒がず、中身を見て参りまひょ。

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