【週末マーケット】日経平均、節目の6万5000円を突破し6万6000円台へ|AI・半導体が牽引した1週間と来週の注目イベント
日経平均は5月末に最高値を更新し、節目の6万5000円を終値で突破。AI・半導体関連が相場を牽引しました。週末版として先週の振り返りと、来週の米雇用統計・日銀講演など注目イベントを初心者向けに整理します。
【週末マーケット】日経平均、節目の6万5000円を突破し6万6000円台へ
今週末は土日でお休みなので、ここ最近の相場をいったん落ち着いて振り返っておきましょう。「最近、株が上がってるらしい」と気になっている初心者の方にもわかるよう、やさしくまとめます。
先週の振り返り:最高値を更新、6万6000円台へ
日経平均株価 (にっけいへいきん、東証を代表する225銘柄の平均的な値動きを表す指数) は、5月末にかけて大きく上昇し、終値ベースで初めて6万6000円台に到達しました。心理的な節目とされてきた6万5000円を終値で上回り、その後も6万6000円台で底堅く推移しています。
上昇の背景には、大きく2つの要因があります。
ひとつは 米国とイランの戦闘終結への期待感です。緊張が和らぐとの見方から原油価格が落ち着き、米国株が連日で最高値を更新しました。米国の代表的な株価指数であるダウ平均も5万1000ドル台に乗せ、その流れが東京市場にも波及しました。
もうひとつは AI・半導体関連銘柄の強さです。データセンター向けの需要拡大が見込まれるとして、村田製作所やTDK、太陽誘電といった電子部品メーカー、計測機器のキーエンス、そしてソフトバンクグループなどが買われ、指数を押し上げました。
注目しておきたい論点
相場が好調なときほど、過熱感にも目を配りたいところです。
短期的に急ピッチで上がったぶん、テクニカル指標では「買われ過ぎ」のサインも点灯しています。実際、ストップ高水準まで買われた翌日に利益確定売りで急落する、といった荒い値動きも見られました。上がっている局面でも、一本調子で上がり続けるわけではない、という点は頭の片隅に置いておきましょう。
為替にも注目です。外国為替市場では一時 1ドル=159円台まで円安が進み、政府・日銀による為替介入への警戒感がくすぶっています。円安は輸出企業の追い風になる一方、輸入物価の上昇を通じて家計には負担となる面もあります。
来週の注目イベント
週明け以降は、相場の方向感を左右しそうな重要イベントが続きます。
国内では、日銀の植田和男総裁の講演が予定されており、今後の金融政策の方向性についてどう言及するかが注目されます。海外では 米雇用統計などの経済指標が、米国の景気と金利の見通しを占ううえで材料になります。個別企業では伊藤園や積水ハウスなどの決算も発表されており、内容が個別物色のきっかけになりそうです。
IRDBで「中身」を見てみる
指数全体の話だけでなく、個別企業の財務の「中身」を知っておくと、ニュースの受け止め方が変わります。今週IRDBでは、財務の健全性をスコア化した観点から2社を取り上げました。
- 群栄化学工業(E00448)の財務を見てみる — 自己資本比率82%の「財布が厚い」老舗化学メーカー
- マイネット(E31991)の財務を見てみる — ROE16%、増収が続く情報・通信業の中堅
※いずれも売買を推奨するものではなく、財務データの読み方を学ぶための題材です。
ワテのひと言(番頭より)
ほな最後に、船場の番頭からひとことだけ。
相場が6万6000円台まで来て、なんや気が急いてしまう人もおりまっしゃろ。せやけど、慌てて飛びつくより、まずは中身を見るのが商いの基本でんねん。指数が上がってるときこそ、自分の財布の体力と相談しながら、コツコツ積み立てるのが性に合うてる人も多いはずや。数字は嘘つきまへん。来週もしっかり見ていきまひょか。
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