営業リストの作り方【無料・テンプレ付き】

営業リストの作り方は、「ターゲット条件の定義 → データ項目の設計 → データベースからの抽出 → Excel/スプレッドシートでの整形 → 定期更新」の5手順に整理できます。有料ツールを使わなくても、国税庁の法人番号データを基盤とした全国法人検索(全国500万社・無料)のような公開データベースを使えば、精度の高いリストを無料で作成できます。本記事では各手順を、そのまま使える項目テンプレートとともに解説します。

営業リストに必要なデータ項目(テンプレート)

最初に、リストの「列」を設計します。後から列を追加すると過去分の調査をやり直すことになるため、先に決めておくのが効率的です。以下はBtoB営業向けの標準テンプレートです。

列名必須/任意備考
会社名必須正式名称で統一(名寄せの基準)
都道府県・市区町村必須エリア集計に使うため住所と分けて持つ
住所必須訪問・DM用
電話番号必須テレアポ用
業種必須トーク・訴求の出し分け
企業サイトURL任意事前リサーチ・フォーム営業
メールアドレス任意メール営業(特定電子メール法に注意)
資本金・従業員数・設立年任意規模での優先度付け
ステータス必須未着手/架電済/アポ/見送り など
最終接触日・メモ必須履歴管理・再アプローチ判断

項目の考え方の詳細は営業リストとは?意味・項目・作り方の解説記事も参考にしてください。

営業リストの作り方5手順

  1. ターゲット条件を決める: 「どのエリアの・どの業種の・どんな規模の企業に・どの手段で」アプローチするかを定義します。既存顧客の業種・規模の傾向から逆算すると、受注確度の高い条件になります。
  2. データ項目を設計する: 上のテンプレートをベースに、自社の営業手法に必要な列を決めます。テレアポ中心なら電話番号、フォーム営業中心ならURLが必須列です。
  3. データベースから抽出する: 企業データベースで条件検索し、該当企業を一覧化します。全国法人検索では全国の企業一覧からエリア・業種などで絞り込みが可能です。全国法人検索の集計(国税庁法人番号データ基盤)では、全国500万社のうち電話番号を確認できる企業は112万社、企業サイトを確認できる企業は111万社あり、連絡手段の有無を条件に母集団を見積もれます。
  4. Excel/スプレッドシートで整形する: 抽出した企業を貼り付け、(1) 会社名の表記ゆれ統一(「(株)」と「株式会社」など)、(2) 重複行の削除(会社名+住所をキーに)、(3) ステータス列・メモ列の追加、を行います。スプレッドシートなら UNIQUE 関数や「データ → データクリーンアップ」で重複を検出できます。
  5. 更新運用を決める: 企業は移転・休廃業・社名変更が日常的に起きるため、四半期に1回など更新タイミングを決め、つながらなかった企業のステータスを反映します。リストは「作る」より「保つ」方が成果に直結します。

無料データベースの活用

営業リストの元データは、無料の公的・公開データで十分カバーできます。

  • 全国法人検索: 国税庁の法人番号データを基盤に全国500万社を収録。エリア・業種での絞り込みと閲覧が無料です。
  • 国税庁 法人番号公表サイト: 法人の基本3情報(商号・所在地・法人番号)を公表しており、誰でも自由に利用できます(出典: 国税庁法人番号公表サイト)。

なお、会社名や所在地といった法人の公開情報は、個人情報保護法が保護する「個人に関する情報」に当たらないため、一般に同法の規制対象外です(参考: 政府広報オンライン)。安心して活用できる一方、役員名など個人を特定できる情報を扱う場合は同法の対象になり得る点、メール営業には特定電子メール法のオプトイン規制がある点(参考: 総務省)には注意してください。個別の適法性の最終判断は専門家にご相談ください。

ありがちな失敗と対策

  • 件数を追って精度が崩れる: 古いリストの使い回しは不通率を上げます。抽出日を記録し、鮮度を管理しましょう。
  • 列がバラバラで集計できない: 担当者ごとに別フォーマットで作ると統合できません。テンプレートを共有して列を固定します。
  • アプローチ履歴が残らない: ステータス・最終接触日の列がないと、同じ企業への重複架電が起きます。

よくある質問

Q1. 営業リストは無料で作成できますか? A. はい。全国法人検索(全国500万社収録・無料)や国税庁の法人番号公表サイトなど、無料の公開データベースを使えば費用をかけずに作成できます。

Q2. 営業リストはExcelとスプレッドシートのどちらで作るべきですか? A. チームで共有・同時編集するならスプレッドシート、オフラインや既存の社内ルールがあるならExcelが向いています。列構成(テンプレート)が同じであれば、どちらでも運用可能です。

Q3. 営業リストはどのくらいの頻度で更新すべきですか? A. 四半期に1回程度を目安に、不通・移転・休廃業の情報を反映するのがおすすめです。アプローチ結果をステータス列に都度記録しておくと、更新作業が軽くなります。

Q4. 営業リストのテンプレートには何の列が必要ですか? A. 会社名・住所・電話番号・業種の基本4項目に加え、ステータス(未着手/架電済など)と最終接触日・メモの管理列を入れるのが実務的です。

---

出典: 国税庁法人番号公表サイト政府広報オンライン「個人情報保護法」総務省 特定電子メール法/全国法人検索の集計(国税庁法人番号データ基盤) 更新日: 2026-06-04

最終更新: 2026-06-04 / 全国法人検索 編集部

営業リストを実際に作成・検索するには 全国の営業リスト検索 をご利用ください(無料・全国500万社)。